2013.04.22更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

風疹が大流行していることは、ニュースなどでご存知の方も多いことと思います。

流行した昨年にも増さり、今年は急速に患者数が増え続けています。なんと、今年3月下旬には、昨年の累積患者数を上回ったとのこと。

この、風疹、主な症状として発熱、発疹、リンパ節腫脹が認められます。感染力は、麻疹(はしか)や水痘(水ぼうそう)ほどは強くなく、基本的には予後良好な病気です。

しかし、インフルエンザと同じく、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」(感染予防法)の第二種で、伝染の恐れがなくなるまで「学校保健法」において出席停止となる病気です。

そして、風疹に伴う最大の問題は、妊娠前半期の妊婦の初感染により、風疹ウイルス感染が胎児におよび、先天異常を含む様々な症状を現す先天性風疹症候群が高い確率で出現することです。妊婦とくに、妊娠初期の女性が風疹にかかると、胎児が風疹ウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等の障がいをもった赤ちゃんがうまれる可能性があることです。

ところで、風疹ワクチンの定期予防接種は、昭和52年度から女子中学生のみを対象に行なわれていましたが、平成7年の変更後は、生後12か月から90か月未満の年齢の男女小児および中学生男女になりました。

都内では、風疹患者数全体の約9割が20歳以上、しかも35から39歳の男性の報告数が最も多いというのです。

私、昭和51年生まれ、37歳。まさに、この年齢層。

当院には妊娠ご希望の方、妊娠されている方も多くご来院されています。

私、風疹の予防接種(MRワクチン(麻疹・風疹混合ワクチン))を受けていますので、ご安心くださいねhappy01

ちなみに、麻疹についても昭和52年3月以前に生まれた方は、昭和41年から麻疹ワクチンの接種が任意に行われていた時代。ワクチン接種を有料で行ったか、あるいは実際に麻疹にかかったか。そうでなければ昭和52年3月以前に生まれた方は、麻疹ウィルスに対する抗体がありません(免疫がありません)。
やはり私、未接種世代でした(トホホ)

風疹予防接種については、妊娠を予定または希望している女性と、妊娠している女性の配偶者 に費用の助成をする自治体も増えているようです。

板橋区:全額負担(5月31日まで、上限1万円助成)
練馬区:全額助成
和光市:3000円助成(埼玉県で、費用助成初の自治体)

期限付きなので、お早めに。
(詳しくは、各自治体サイトをご覧ください)

また、社員が感染したことで、取引先に感染が広がったことは社会問題にもなり、風疹予防接種費用を負担、または助成する企業もあるようですね。

ちなみに、私のMRワクチン接種費用は、練馬区内の医療機関で1万円でした。

医学情報参照:国立感染症研究所、国立感染症研究所感染症情報センター

      
 【治療室の花 : 4月12日撮影】

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希彩はり灸院  古屋公久

投稿者: 制作管理者

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