2010.08.13更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

先日、とある鍼灸学校から「小児灸に関するアンケート」が届きました。学生さんが、小児灸について研究発表する調査だそうです。「小児はり」ではなく、あえて「小児灸」ということで、興味深い調査です。

そこで、ご協力すべく、質問に合わせて、私が行っている小児灸を思い返してみました。

Q1 小児灸は、どのような疾患にされますか?

A 本来、病名治療ではないので、お灸を用いることが多い症状ということで考えると、便秘、下痢、冷えの治療で使うことが多いです。

Q2 具体的にどのような治療をされていますか?

A 症状、体質、治療方針に合わせて、反応があるツボや箇所に施灸します。
例えば、すねや、足の小趾にすることがあります。また、便秘、下痢ではお臍の少し上や斜め下、冷えの状態によってお臍にすることもあります。また、その他でも、全身の状態を整える為に、お腹や腰に右回りに円を描くように用いたりします。
いずれも、練りもぐさといって、棒状に練って作られたお灸を使います。「近づけて、離す」を、お灸をしたところの反応や脈がよくなるまで行います。だいたい、1~数回で済みます。


Q3 はりとお灸を、どのように使い分けていますか?

A 基本的には、てい鍼といって刺さずに近づけたり当てたりするはりで治療します。お灸は、その都度判断して、適していれば上記のように用います。

Q4 小児灸治療で工夫されていることはありますか?

A 乳児や、じっとしていられない場合は、危ないので無理に行いません。

お灸は、単に温めるだけでなく、反応のあるツボなど、必要なところにやって初めて大きな効果が生まれます。子供さんたちも、気持ちいいようで、「今日、お灸しないの~?」「もっと、やって。」なんて言ってくれます。でも、、お灸の「サービス」はありませんよ必要な分だけね。

  
    【8月3日 撮影】                         【今週の花】


子供の症状に小児はり 希彩はり灸院

投稿者: 制作管理者

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