2010.03.30更新

皆さん、こんにちは。希彩はり灸院の古屋です。

治療院には、色々な症状の患者さんが来院されますが、冷え性や、更には低体温の方、また冷えのぼせのように熱のバランスが悪い方が結構いらっしゃいます。現代人の病気の原因のひとつが「からだの冷え」ではないでしょうか?

人には、身体の機能を充分に発揮させることのできる体の温度があり、それを維持しようとするホメオスタシス(恒常性)があります。からだの冷えは、ホメオスタシスを維持する為の視床下部、自律神経、ホルモンの働きが悪いからかもしれません。

さて、どうして身体は冷えてしまうのでしょう。

①寒さを我慢しすぎたり、冷たい部分を放っておく。夏の冷房、もちろん要注意です。外気によって身体は冷えます。ちなみに冷えている時間や頻度が多いほど、身体が元の状態に戻るのに時間がかかります。夏の冷房による冷えで秋冬になって体調を崩したり、若い時の冷えが後々まで影響を及ぼしたりします。
 
②寒さは、ストレスでもあります。全てのストレスに言えることですが、交感神経の働きが高まり、緊張のホルモンが多く分泌されて、血管が収縮して血流が悪くなります。

③冷たいものを飲食する。もちろん、身体が冷えます。そして、身体を冷やす性質の「陰の食べ物」を多く食べることも、身体を冷やす原因になります。

④運動不足。身体の中で、一番熱を作り出している筋肉が衰えては、熱の発生量が減ってしまいます。また、静脈は、それ自体には血液を送る機能はなく、筋肉の運動がポンプの役割をしています。特に、筋肉が多く集まっている足腰の運動をすることで、下半身だけでなく全身の血流が良くなります

⑤薬の服用(使用)。特に、鎮痛解熱剤です、つまり痛み止めと熱冷まし。これは、目的によって言い分けているだけで、痛み止めも解熱剤なのです。本当に必要な時があると思いますが、安易な使用、乱用はしないことです。湿布(鎮痛薬の貼り薬)も同じですよ。

そして、東洋医学的には「冷え」は「気血の流れ」が悪い状態でもあります。
「気」には「温煦(おんく)作用」といって、体温を維持したり、臓腑を温めてその活動を促進する働きがあるのですが、その働きが衰えていると言えます。鍼灸治療をすると、様々な臓腑の気の働きがバランスを保ち、「気血の流れ」も良くなるので、からだを温めてくれるのです
 

   
           【3月16日の花】
 
   
            【今週の花】

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鍼灸専門 希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2010.03.15更新

東洋医学である鍼灸治療にとって、とても基本でかつ大切なものに、中国の哲学思想である「陰陽論」というものがあります。哲学とか思想などというと、どことなく気難しいイメージがあるかもしれませんが、ものの見方・考え方の一つの方法なんです

具体的には、月と太陽、夜と昼、冬と夏、下と上、北と南、西と東、水と火、冷と熱、静と動、女と男、足と頭、腹と背、内と外、臓と腑、血と気、などなど。
これが「陰」と「陽」の関係です。
世の中、陰陽が相対的に存在して、相互的に成り立っています。

ちょこっと身体のことも例に出したように、からだの中にも陰と陽があって、人の体質にも陰のタイプの人、陽のタイプの人がいます。加えて言うと、陰のタイプの人の中にも陽の部分もあるし、陽のタイプの人の中にも陰の部分もあります。そして、同じ陰でも全く同じではなくて、陰タイプでも極まりに近い人と陽タイプに近い人など様々です。

何となくニュアンスはお解りいただけましたか?

そして、食べ物にも陰の食べ物と陽の食べ物があります。

病や症状にも、陰と陽があるのですが、現代社会・環境の影響でしょうか、冷えによる症状や陰タイプの人が多いと思います。まずは、身体を温める働きのある陽の食べ物をいくつかご紹介します。

基本的には冬に採れるもの、寒い地方で採れるもの、土の中(陰)で育つ根菜類(など)、黒っぽいもの(紅茶・小豆・黒豆など)、塩辛いもの、そして温かいものが、身体を温めてくれます。

自分のことを例にとると、どちらかというと陰タイプかな。例えば、冷え性と言うほどでもありませんが時々下痢したり、家族の中で一番寒がりだったりします。もちろん、これだけで決めているわけではありません。

子供の頃は好きだった、(主に)冷やす食材である果物(陰)はあまり食べなくなったり。
   <北方産の果物である、りんご・ぶどう・さくらんぼ、プルーンなどは中間の食材>
身体を温める薬味系:しそ、生姜、ニンニク、ネギなど(陽)が好きだったり。
身体を冷やすビール(陰)よりも、今は熱燗(陽)が好きだったり。

けど、おせんべい(醤油(塩味)・水分が少なくて硬い)(陽)も好きだし、甘いもの(白砂糖(陰))も好き。
(主たる)煮物(陽)も好きだし、(主たる)サラダ(レタス、セロリ、キュウリ、トマトなど(陰))も普通に食べます。
白湯(ぬるま湯)は飲むようにしていますが、コーヒー(陰)も緑茶(陰)も好き。

薄い味付けがよくて、辛いの(唐辛子(陽))は「味」としては好きですが、ほんの少量で充分。

そうすると、陰タイプで身体を温める陽の食材を中心に考えると、甘いものや生野菜サラダ、コーヒー、緑茶は控えめにした方が良いということになりますね


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鍼灸専門 希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2010.03.12更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
鍼灸治療にいらっしゃる患者さんに、時々聞かれる質問があります。

「(この辛い症状を治すには)どうしたらいいですか?」
私としては当然、そのご希望に応えるために治療するのですが、質問の趣旨は「自分で出来ること」です。

訴える症状は様々ですが、痛みであっても、内臓疾患であっても、うつ症状でも、自律神経失調症などの症状であっても、からだの機能が低下したりひずみが生じて起こったものです。それを早く治すコツは、ずばり身体にいい事をするのです。

1、食事の時間や睡眠時間など生活リズムを安定させる
2、食生活を改善する。
3、質の良い睡眠をとる
4、自分にあった運動の仕方をする
5、ストレスを溜めない。
6、寒さや暑さを我慢し過ぎない。
7、冷えを我慢せず、放っておかず、防ぐ

など。身体にいい事はたくさんありますが、一度ここで一区切り。

1・2・3は、「な~んだ。」なんて言われるくらい、多くの人が知っていることだと思います。質問された方は、もっと、誰も知らない特効穴のようなことを期待していたことでしょう。あればお答えします。または、私が知らないのかもしれません。しかし、ずっと言われ続けられて誰もが知っていることは、そのことが「いい」からなんです。

仕事の関係で、生活リズムが自分の意思ではなかなか改善できない方もいらっしゃします。けど、食生活を見直したとき、改善できる余地があれば、是非、改善してください。
からだに合ったものを食べるのです。
それを、よく噛んで食べてください。


人は、父と母から精気を受け継ぎ、生まれながらにして持っている「先天の気」というものがあります。生まれてからは、食事(消化吸収)と呼吸によって、「後天の気」を自ら作り出すのです。通常、身体の中に入ってくるのは、食事による飲食物と、呼吸による空気しかありません。それは、生きている間ずっと続くことですよね。そう考えると、食事は空腹を満たすだけではない、「食・生活」という、とても重要なことだとお解かりいただけるのではないでしょうか?


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 希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2010.03.09更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

「春一番」といえば、今年は2月25日でした。
いつものオカダ花店さんで、それに先駆けてFFCN主催の「春一番はいつ吹くかクイズ」をやっていました。

家族4人、1人4日ずつ予想日を書いて応募しました。2月9日から全部で16予想日。
で、なんと最後の25日が正解いたしました

翌日、花屋さんで、
古「昨日、春一番吹きましたね。」
花「クイズ、当たりましたか?」
古「メモの取り間違えでなければ、たぶん当たってます。」

更に先日、隣のうどん屋さんに行こうと思って通りがかったら、呼び止められて、
花「バラが当たりましたよ」!
古「おお~、バラでしたか
花「こ~んな、箱で来ますよ、きっと
古「ほえ~、花束かと思ってましたが、そうなんですか
花「だって、生産者からの直送ですもん。」

こんな会話をしていたところ、日曜日、愛知県田原市のローズマート出荷組合さんから、バラの花が届きました。

こんな感じ。
白と淡いオレンジと、 深紅のバラが5本ずつ入っていました。

この15本のバラが、きれいなラップに包まれて、切り口は水に浸してあり、花が箱の壁に当たらないようになっていました。
なんと丁寧なお仕事なんでしょう
生産者さんたちのバラを思う気持ちがひしひしと伝わってきました。

  
さっそく、家と治療院に生けさせていただきました。
ローズマートの生産者の皆さん、有難うございました。

いつも、花に癒されています。
鍼灸専門 希彩はり灸院 古屋公久
 


投稿者: 制作管理者

2010.03.03更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
今日は、桃の節句、ひな祭りですね。気候も春らしく暖かな、そして花粉も飛んだ1日でした。

うちにも女の子がいるので、帰って歌でも唄ってお祝いしましょ


 【2月24日 撮影】

そして、通勤途中にある沈丁花が数日前から咲き始めました。

子供を自転車に乗せての通園途中でもあったのですが、交差点で右へ行く青信号を見過ごして、沈丁花のそばへ。

写真をパチリ

出発してから子供に、「さっきのお花沈丁花って言うんだよ。いい香りだったね~」って言ったら、「鼻すすってたから、わからなかった」と・・・。
鼻を近づけさせてあげないと、体感できないのかもしれませんね。





今日、治療院ではこちらの花です。
    
チューリップは、八重の花です。まだ咲き始めでわかりにくいですが、数日後が楽しみです


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鍼灸専門 希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

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