安産灸
安産のために、妊婦さんの養生のはり灸治療です。
妊娠中には、初期のつわりを始め、色々な症状が出やすいもの。薬もなかなか飲めず、手技療法も制限され、妊娠中の施術をお断りする鍼灸院もあるようです。
そんな中、当院では接触鍼による経絡治療ですので、妊娠中の方も安心していただけます。はりによる安産治療のあとに、補助療法として安産灸を行う事もできます。
体には陰と陽の経脈という流れが12本あり、そのうち陰経が3つ交わる交会穴、それが「三陰交」というツボです。これは女性のツボとしてとても有名なものです。
この三陰交にお灸をすることで、妊娠中特に消耗しやすい五蔵の肝・脾・腎の3経のエネルギーを補給することができます。
三陰交は両足の内くるぶしの少し上にあるツボです。ただ、ツボはその時々で移動するもので、施灸するときには生きたツボを見つけていきます。三陰交は左右にありますが、反応の出方はそれぞれ。きちんと効果を得るためには、術者の指の感覚によって見極めが必要ですので、正確にお灸を行うには熟練した鍼灸師の技量が重要になってきます。当院では経験を積んだ院長がすべての治療にあたらせていただきます。
安産治療と安産灸の開始時期は
当院では、妊娠初期からの鍼灸治療が可能ですので、安産のための治療も、いつからでも安心です。不妊症治療の患者さんや妊娠の可能性のある方は、妊娠が分かってからも、流産予防と諸症状の改善のためにはり治療を継続される方が多くいらっしゃいます。
また、予定日近くになっても、赤ちゃんが降りてきていなかったり、予定日を過ぎた場合でも、無理なく健康に出産を促す治療があります。
安産治療・安産灸のメリット
安産のためのはりや灸の治療は、できるだけ楽にお産ができるようにというだけでなく、健やかに妊娠期間を過ごせたり、産後の回復が順調にいくよう、また、母乳の出がよくなることも目標としています。
特に妊娠中は三陰交の働きが弱まる事が多くあります。そのバランスを整えることで、お母さんが元気に「産む力」を、お子さんが元気に「生まれる力」を充分に発揮できるようにします。また、出産後のお母さんの回復と、お子さんを健やかに育む力もついてきます。
当院の安産の治療
妊娠中のデリケートなお体に、痛みを伴わない接触鍼で治療にあたります。
飛鳥時代に大陸から伝来した鍼灸は、日本らしく進化しました。その伝統ある鍼灸は中国の医学古典に基づいていて、その一つは、刺激の強い現代治療と区別して経絡治療と呼ばれています。当院は、この日本人に合った経絡治療を専門にし、妊娠の可能性のあるときから、妊娠初期を含め妊娠中全体の症状の改善が可能です。
妊娠中、健康にお過ごしいただけるように施術するはり灸治療で、おなかの赤ちゃんも元気になります。そして、赤ちゃんが元気に生まれ、お母さんの産後の順調な肥立ちも期待できますよ。
そして、出産後は今までの生活が激変し、心身ともに疲弊します。もし、産後うつかもしれないと思ったら、当院のはり灸治療を思い出していただき、悩まずにご相談くださいね。
【お知らせ】 院長は、麻疹風疹混合ワクチン(MRワクチン)を接種していますので、ご安心ください。