秋の養生はり治療
2018.10.01更新
こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
いよいよ10月、本格的な秋を迎えます。秋は言わずと知れた、実りの季節ですね。多くの農作物が夏の気象状況によって、その出来栄えは大きく変わります。私たちの体も、それと同じ様に、夏の気候、過ごし方が体調に現れ、秋はまさにその時季です。気候変動にも上手く対処して、夏らしくたくさんの汗をかいて活動していたら、体力もついて、寒暖差の激しいこの季節も体温調節が上手くいき、元気に過ごせることでしょう。もしこの夏の暑さに自律神経を乱され、冷房に当たり過ぎたり、過剰に冷たいものを摂っていたら、体力が不十分で早くも風邪をひきやすくなっていることと思います。
夏に活動的だった人は、秋には体を落ち着かせて、今度は冬を元気に過ごすための準備をする季節です。
夏を上手に過ごせなかった人は、秋は無理をしないことです。その時々の気温に合わせて衣類などを調整して、寒さに気をつけましょう。
古典には、秋の過ごし方として、早寝早起き、感情は平静を保つことが大切といわれています。感情を5つに分けた時、「憂い・悲しみ」は秋に配当されています。こうした感情の行き過ぎは、その蔵(ぞう)である「肺」≒ 呼吸機能や皮膚を傷めますし、これらの症状が出やすい時には心配や不安になりやすくなっています。ですから、具体的な症状だけにとらわれず、そんな体の変調を感じたら、特に無理せず体調管理には充分に気をつけてくださいね。
そうした、秋の養生はり治療も、一人一人の状態に合わせて経穴を選ぶ経絡治療なら、できますよ。
希彩はり灸院 古屋公久
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