2016.02.03更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

今日は節分ですね。実は、節分とは季節の変わり目である「立春、立夏、立秋、立冬の前日」のことをいいますが、立春を迎えるのは新年と同じように大事な為、室町時代の頃から節分といえば立春の前日だけをさすようになりました。

ちなみに、立春は春の気が増え始めるころ。ということは、節分は冬の気が充満していてもっとも寒い時季でもあります。

さて、節分にちなんで鬼を調べてみると、「おに」は「陰(おん)」=目に見えない気、主として邪気、また「隠(おぬ)」= 姿の見えないもの、この世ならざるものに由来するそうです。

陰は、はり灸治療にとてもなじみの深いもので、治療をするとき、身体の中の陰と陽(中国思想の「陰陽論」に基づく、中国医学の理論の一つによるもの)のバランスを取ることがとても大切です。陰は決してイコール邪気ではなく、邪気はまた別のもので、健康を害する邪魔なものとして取り除く治療をします。

豆まきと鍼治療はどこか似ていて、日本に根差した大切にしていきたいものですねにこにこ

中国医学の概念で治療するはり灸院
希彩はり灸院 古屋公久



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2015.12.30更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

治療院も昨日12月29日で今年の診療納めとなりました。
今年もたくさんの方の治療にあたらせていただきました。

診察力や鍼の手技を勉強し続け、この一年にも、さらに理解を深めることができました。
後にも先にも気の虚実をより正確に確認し、病体の把握が重要なこの治療法。そして患者さんに合わせた手技手法。
これからもより理解を深めていきたいと思います。
また、患者さんに東洋医学の考えや証の説明は、上手く伝わらないこともあり、こちらも引き続き勉強していきたいと思います。

プライベートでは、毎週休みの日に少年野球チームで子供と一緒に野球をやってきました。一年前は、審判もスコアも本当にうまくできず、悔しい思いをしていましたが、先輩コーチたちの励ましと根気強い指導をいただき、もっと上達しなければいけないレベルではありますが、審判もスコアも楽しくできるようになりました。また、投球練習も続けてきて、少しずつですが上達してきたかなと思います。

皆様は、今年一年、どんな年だったでしょうか。
日々の変化は少しでも、一年を振り返ると、その変化を感じられることと思います。
どうか、良いお年をお迎えください。

  

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2015.10.27更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

この秋は特に、気温の変化が感じられ、気づけばもうすぐ11月ですね。そして、11月8日は立冬でして、その前の10月21日からの18日間は秋の土用といわれる期間です。

夏の土用はご存知の方も多いと思いますが、春夏秋冬それぞれに土用があり、東洋医学の五蔵では脾と関係が深い季節です。

脾は消化機能や、肌肉(広い意味で「おにく」)と関係し、五悪の飲食・労倦や五志・七情の「思」と関係していて、食べ過ぎ飲み過ぎ、運動のし過ぎ、考え過ぎなどで脾の働きが低下しやすくなります。
脾の働きが低下すると、食欲不振、胃腸痛、便秘、下痢、嘔吐、身体が重だるい、関節・筋肉痛、肥痩、気がふさぐ、考えがまとまらない、などの症状、また出血症状が出やすくなります。
特に土用の時季にはご注意くださいね。

さて、子供の野球も今年の終盤に近づき、大きな大会が2つ控えていて、ラストスパートをかけるところです。あの子たち、未だに叱られることが多いですが、でもあと1ヶ月で大きく成長してくれると信じています。そして私は、今年の目標だった初心者からの脱却に、ラストスパートをかけるぞ!rock

  

身体を東洋医学で考える
脉診流 希彩はり灸院

投稿者: 制作管理者

2015.10.06更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
気候の変化を繰り返し、いつの間にかすっかり秋らしくなりましたね。

子供の運動会も、雨の影響で日曜日に順延になったものの、無事楽しく終えることができました。
今年も、少年野球チームbaseball 恒例の場所取りは、2日連続となりましたが、土曜日の雨の中集まったコーチ陣には、「このチーム、すごい!」と、チームの団結力をみました。

さて、東洋医学には五行論というのがあって、色々な事象を5つに分けて、それぞれの性質から関連付けてみる考えがあります。
秋は、五蔵の肺と関係があり、秋にはこの肺が変動しやすく、鼻、咳、声など呼吸器症状や、皮膚の症状などが出やすくなります。ちなみに、五刻では夕に当たりますので、たそがれ泣きには、この肺が関係していることが多いです。また、五悪は寒ですから、冷たい空気にやられやすいので急な冷え込みには特に注意してくださいねmaple

  

秋の不調を東洋医学で考える
板橋区成増の脉診流はり治療
希彩はり灸院

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2015.08.27更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

8月8日の立秋から秋の気が増え始め、暑さが止むといわれる処暑8月23日以降、秋らしさを感じられる季節になってきました。
お盆休み明けもあってか、先週は疲れを訴える夏バテの方が多くいらっしゃいましたが、今週はすでにそれほどでもなく、台風の影響による自律神経症状の方がみられました。

さて、秋といえば「運動の秋」がひとつありますね。

今日は、運動に欠かせないストレッチについてお伝えします。

ストレッチというと多くの方は、じっくり伸ばす方法を思い浮かべるかもしれません。実はこのストレッチ、運動後には有効ですが、運動前にはあまり適さないのですね。運動前には、関節を色々な方向に「動かす」方法や、「ラジオ体操」が効果的です。体を動かしながらのストレッチ、つまりは体をほぐすので、やりながら温まることも可能ですが、ウォーキングやランニングなどで身体が温まった状態で行うのが基本です。そして、勢いをつけすぎず、痛いところまで伸ばさないのがコツです。

子供の野球チームでは、練習のはじめは準備体操、ストレッチ、ランニング、アップの順で行っています。子供たちは、なかなかシャキッと行うのが難しいようで、どことなく力を抜いてしまったり。しかし、この順で行う場合、力を抜いて動きながら体がほぐれて、意外と良かったるするかもしれません。ただ、ストレッチの際に、勢いをつけすぎず、痛いところまでやらないようにすることが大切なので、伝え続けたいと思います。

一方、運動後には、皆さんご存知のじっくり伸ばすストレッチ。筋肉に貯まった老廃物を排出して筋肉痛になりにくくしたり、柔軟性の維持に効果的です。一つの姿勢に「20秒」を目安に時間をかけてゆっくり伸ばし、色々な姿勢で色々な筋肉をストレッチしましょう。


   【今週の花】

身体の柔軟性アップ 運動パフォーマンス性向上に
ストレッチと共に経絡治療の
希彩はり灸院 古屋公久

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2015.07.29更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

梅雨明けと共に、突然の猛暑が続いた先週は、バテ気味の方が多くいらっしゃった1週間でした。
日中の暑さに加えて熱帯夜のために、なるべくエアコンを使わないように心掛けている方も、さすがにエアコンを利用し朝のだるさやのどのイガイガ、脚の冷えとむくみの方が増えました。夜もこう暑くては、眠りが浅くなりますし、エアコンも体がだるくなるので、どちらを取るかは健康を気遣う患者さんにとって思案のしどころなんです。

さて、こう暑くては、熱中症が心配になってきます。

汗をかけない人は、熱がこもらないよう、室温対策。
汗をかける人は、水分補給、スポーツドリンクも適宜飲んでくださいね。

頭痛や吐き気、だるさを感じたら、それはすでに熱中症の症状が出ています。無理せず休んでください。

子供野球baseballの練習の時は、汗が大量に流れ出てくるので、とにかくスポーツドリンクを飲み、適宜日陰で休むよう心がけています。
ちなみに練習では、守備練習のランナー役で走ることがあります。本来長距離走向きの身体なので、短距離ダッシュは結構ハードな練習ですよcoldsweats01みんな~、長打にならないように、きっちりカバーしてね!

さて、汗には水のほかにミネラルが含まれています。ですから汗をかいた時に水だけを飲むと、血中のミネラルの濃度を下げてししまうので、健康な体では、さらに水っぽい汗をかいて、必要な濃度を保とうとします。
水だけ飲んでいて、涼んでいても汗が出続けたり、だるかったりする場合、ミネラル不足が原因かも知れません。

中にはスポーツドリンクを嫌がる方がいます。先日も、治療して体は順調に改善しているのに、だるさを訴える方がいました。尋ねてみると、スポーツドリンクが嫌いで飲まないとのこと。そこで、理由を伝えてスポーツドリンクを飲むようにしてもらったら、だるさが解消されました。

ご自分の体質に合わせた熱中症対策をしっかりしてお過ごしくださいね。

  
        【治療院 今週の花】

「熱中症は東洋医学でいう暑気中り」

熱中症になりにくいからだ作りに
日本の痛くない経絡治療
希彩はり灸院  古屋公久

投稿者: 制作管理者

2015.07.01更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

今日から7月。梅雨に入ってから湿度も高く、天気が不安定になっていますが、いかがお過ごしでしょうか。最近、天気に合わせて体調が変わりやすく、だるさ、むくみ、おなかの症状を伴って来院する患者さんが増えています。

湿気というのは、時に湿邪となって体を侵し、だるさ、むくみ、食欲不振や便秘、下痢といったおなかの症状をもたらします。湿邪に侵されないためにも、適度な運動をして体の水分が停滞しないようにし、暴飲暴食をしないように気をつけるといいですね。特に、むくむと冷え、冷えるとむくむので、脚がむくんでいる方は、脚を温めるといいですよ。

  

身体がだるい むくみ 便秘や下痢 の治療
希彩はり灸院

投稿者: 制作管理者

2015.06.02更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

清々しい初夏の陽気を味わう間もなく、真夏のような暑さが続いた5月。そして、今月6月には梅雨を迎えて一段と蒸し暑くなる季節ですね。熱中症対策はもちろん大切ですが、毎年夏の冷え症が増えています。

お気づきと思いますが、夏の冷え症の原因には、冷房による冷やし過ぎと、冷たいものの飲食があります。冷房による直接的な冷え過ぎもありますが、外との寒暖差によって、自律神経が乱れることが大きな原因となっています。自律神経が乱れると汗をかきにくくなったり血流が悪くなり、体温調節がうまくできなくなってしまいます。

そこで、自律神経を整える方法がいくつかありますので、一部をご紹介します。

①腰回りと脚のストレッチ
②背筋を伸ばした姿勢を正しての呼吸
③ウォーキングなどの運動

立ち仕事や座り仕事が多い方運動不足の方には、特に効果的ですよ。

また、冷たいものの摂取を控えることも大切ですね。暑いとどうしても冷たいものが欲しくなりますが、胃腸が冷えると自律神経が乱れるほか、代謝や免疫力も低下して、疲れやすかったり、めまいなどの不定愁訴が現れることもあります。

冷房や冷たいものは暑さ対策のつもりが、暑さへの抵抗力をさらに下げてしまうことがわかりますね。
今から熱中症対策と冷え性対策の両立をしっかりして、楽しい夏を迎えましょう。

  
【治療院の花 芍薬は「白雪姫」という品種です】

熱中症予防と冷え性対策に 
経絡治療の希彩はり灸院

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2015.03.30更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

東京近郊では桜が開花し、連日の暖かい陽気で満開のところも出てきました。今日、治療院の近くの成増公園の桜を観てきたら、8から9分咲きといったところでしょうか。明日には満開かも知れませんね。



さて、スポーツ障害といえば、もちろん、スポーツをしているときや運動をしたために体のどこかが痛くなったり、充分な機能をはたせないものをいいます。短期間の休養で回復するものもあれば、数週間から数か月続くものもあります。転んで膝をを痛めたり、手をついて肩を痛めたり、急に走って太ももを痛めたり、いつもより走る距離を増やしたら膝の外側が痛くなったり、そんな痛み方をしてなかなか治らないものがあります。

「あんなことで?」とご本人でさえ不思議に思うようなこともありますよね。それが、なかなか治らなければなお更です。こうした痛みは、直接の原因はきっかけに過ぎず、すでに出来上がっていた「体の中のゆがみ・アンバランス」、当院の鍼灸治療でいう「経絡の変動」があったと考えられます。

鍼灸治療の中でも経絡治療は、経絡の変動を治すことで、それまでは修復に時間のかかった自然治癒力を高め、痛いところを早く修復させることができます。

また、激痛を伴う初期は安静が必要ですが、痛みの軽減に合わせて早期から動かすことをお勧めしています。そうすることで、めぐりを良くし、筋力低下や筋肉の硬縮を予防することで早い復帰を促します。

一度の治療で、修復が完了することもありますが、痛みが続くうちは治療を重ねていくと効率よく治っていきますよ。

スポーツ障害には鍼灸の経絡治療がお勧めです 希彩はり灸院

投稿者: 制作管理者

2015.03.02更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

3月になり、日差しの暖かさを感じられるようになりましたが、まだ寒さが続きますね。そんななか、3月は卒業や転勤、引っ越しの季節だと思います。娘も、いよいよ保育園を卒園し、来月から小学生です。少し前には、卒園を意識してか、甘えん坊の時期がありましたが、ここ最近はまた落ち着いたように思います。小学校には、兄がいるし、グラウンドには野球で毎週のように行って、庭のようなもの。親も、上の子の時より安心していられますね。

さて、過去(2014年3月24日付)の記事で、「赤ちゃんの脳、タッチで発達 京大大学院准教授ら解明」というのがありました。
以下、抜粋。
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生まれたばかりの赤ちゃんは物と触れた時に脳の活動が活性化することを、京都大大学院教育学研究科の明和政子准教授(発達科学)らが突き止めた。触覚の刺激が脳の発達に深く関わっていると考えられる。

 明和准教授は島津製作所(京都市)と共同で、赤ちゃんの脳活動を測定できる帽子型のオリジナル装置を開発。生後数日の10人にかぶせて実験を行った。

 眠っている赤ちゃんの聴覚(音楽や声を聴かせる)▽視覚(光を当てる)▽触覚(手に振動を感じさせる)-を刺激し、脳の活動状況を示す血液中の酸素濃度 を計測した。その結果、聴覚と視覚刺激では脳の活動は一部のみだったが、触覚刺激では広範囲で酸素濃度の上昇がみられた。

 明和准教授は「赤ちゃんの脳は活動することで未熟な状態から発達する。体に触れる刺激が最も脳を活性化させるのでは」と話している。
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これまでにも、皮膚は「第三の脳」と提言されたように、独自のメカニズムを持っていることや、発生学的に考えても皮膚(表皮)は神経系や感覚器と出所が同じということがあります。また、心理学の分野でも、研究が進んでいるところです。



参考文献:「第三の脳」 傳田光洋 著
       「子供の『脳』は肌にある」 山口創 著

興味のある方は、是非読んでみてください。

鍼灸も、皮膚に対して痛みはおろか、触れたことも感じないくらいの刺激で、局所に限らず身体全体に影響します。研究に照らし合わせると、その皮膚刺激は脳へ伝わるとともに、もし意識では感じられなくても、真っ先に皮膚レベルで生理作用を変化させて治療効果が生まれると考えられますねhappy01

そして、子供たちといっぱいスキンシップを図りたいと思います。

  
     【2月25日 撮影】

幼児の夜泣き・癇癪、学生のいろいろな症状に 
小児はり 経絡を整える鍼灸治療
希彩はり灸院

投稿者: 制作管理者

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