東洋医学 春の風と肝の関係
2014.03.31更新
こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
春の嵐とはよく言いますが、昨日と今日の風は、ものすごいですね。
熊谷の実家にいた頃は、強風といえば、冬の空っ風「赤城おろし」でした。「かかあ殿下と空っ風」と言って群馬の名物ですが、埼玉県北にも十分届いてきます。冬の毎朝、荒川大橋(全長1kmはあります)を自転車で渡るのに、とても苦労したものです
さて、春と風というのは、大陸で発達した中国医学においても、大変関係の深いものです。
各季節「春・夏・土用・秋・冬」と関連した五悪「風・暑・飲食労倦・寒・湿」は、からだが健康のバランスを崩した時に外から入り込み、五蔵を襲う五邪となります。
つまり、春には、五蔵のひとつである肝に、風邪(ふうじゃ)が入りやすいものです。
肝は、体の部分でいうと、眼、筋、爪と関係が深く、またその症状が出やすいといわれています。また、ホルモン系統の元締めの役割もあり、肝の働きに異常が起こると、生理痛などの婦人科系の症状が出やすくなります。
ほかにも、よくある症状は、ぎっくり腰や寝違えといった筋肉のトラブル。これらは、単なる筋肉疲労からくることはあまりなく、体の中のアンバランスがあったために引き起こされます。特に、風に当たっても、なりやすいと考えられます。
ですから、何よりも養生が一番!そして、はりが、回復を早めてくれます。
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