2014.02.28更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

インフルエンザが猛威を振るい続けている中、花粉症の患者さんもいよいよ増えてきました。どちらも、罹患する可能性や症状の程度は、免疫機能が大きくかかわってきます。

東洋医学では「内傷なければ外邪入らず」といって、「内傷」とは「怒・喜・思・憂・悲・恐・驚」の七情の乱れ(感情のアンバランス)によって身体の防衛力が低下することを指していますが、防衛力、つまり免疫機能など身体がしっかりしていれば、病原に感染したりせず、環境が変化しても体調を崩さないといっています。

花粉症を含めたアレルギーは、ストレス、疲労、食生活、生活リズムの乱れなどで、自律神経のバランスが崩れて、免疫機能がうまく働かないと発症しやすくなります。

そこで、アレルギーと食生活について、お話したいと思います。

①高タンパク、高カロリー食品といえば、動物性の肉類。これを控えめに、取りすぎないよう心掛けます。

 動物性タンパク質というのは、他のタンパク質よりアレルギーの抗原になりやすいのです。

甘味のものは控えめに。
砂糖は免疫細胞の働きを低下させるほか、代謝、免疫機能に大切なミネラル・」ビタミンを消費してしまうのです。

乳製品、動物性肉類、そしてサラダ油(植物油)、マーガリン、マヨネーズなどに含まれているリノール酸という脂肪酸をとり過ぎると、アレルギー症状が促進します。

青魚の不飽和脂肪酸(EPAやDHA)はアレルギー予防や改善に役立ちます。
また、α-リノレン酸(なたね油やしそ油、えごま油などに含まれています)は、体内でEPAやDHAに代謝されます。

⑤ビタミンB6はタンパク質を分解し、免疫機能を正常に維持します。
ビタミンB6・・・アレルゲンとなりやすい食品にも多く含まれています。なので、カツオ、サンマ、アジ、いわしなどの青魚やバナナ、サツマイモがお勧め。

⑥亜鉛も免疫力を高めてくれます。
亜鉛・・・(貝の)カキがダントツ。動物性食品に多く、色々な食品に含まれています。動物性食品を取り過ぎないようにするには、のり、ワカメなどの海藻がお勧め。

⑦免疫細胞を傷つける活性酸素が増えると症状が悪化するのですが、ビタミンA、C、Eは抗酸化作用があります。
ビタミンA・・・動物性食品に多く含まれているので、代用として抗酸化作用もあるβ-カロテンを含むにんじん、かぼちゃ、ほうれん草などがお勧め。
ビタミンC・・・トマト、ほうれん草、ブロッコリー、いちご、柑橘系など。
ビタミンE・・・リノール酸も含む食品に多く含まれているので、ほうれん草、かぼちゃ、アボカドがお勧め。

食品添加物、冷たいもの(身体を冷やすもの:東洋医学的な考えで陰性の食材)も避けましょう。

栄養素が身体にいい、必要だからといって、過剰摂取とならないよう、色々なものをバランスよく食べるようにしましょうね。

    
              【治療室の花:2月20日撮影】

アレルギーの鍼灸治療は小児も安心
練馬区からも近い希彩はり灸院  古屋公久

投稿者: 制作管理者

2014.02.08更新

みなさん、こんにちは。希彩はり灸院の古屋です。

「元気ですか~?!」そして、「笑ってますか~?!」

笑うと、免疫力がアップする(NK細胞の活性が上昇し、免疫力が高まる)ことは、段々と知れ渡ってきましたが、一方で、腸内細菌を増やして腸内環境を良くするとNK細胞が活性化されることもわかっています。

疲れた時あまり食欲がなくて、特に食べたいものもないとき、そんなときは身体にいいものを食べると、身体が喜び、おいしく食べられ元気になったなんて経験はありませんか?

また、ストレスがかかると腸内環境は悪くなり、さらに腸内環境が悪いと不安感が高まるといった研究結果もあり、これは、幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の生成に、腸が大きくかかわっているからでしょうか。

東洋医学の考えに基づいた鍼灸治療では、アレルギー体質の患者さん、心が疲れている患者さん、ともに、消化機能を含めた「脾」という働きが弱い方が多いようです。

また、笑い・喜という感情は、循環器を含む、五感や意識活動を主っている「心」と関係が深く、この「心」は、「脾」と母子関係にあって生み生まれた仲のよい関係なんです。

ということは、昔も今も、笑うことが腸内環境にもよさそうですね。



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投稿者: 制作管理者

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