立冬を迎えて 人も冬らしく
2024.11.08更新
こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
ついこの間まで、暑さの続いていた今年も立冬を迎えて、東京では早くも木枯らし一号が吹き荒れました。
この様な急な気候の変化の中、いかがお過ごしでしょうか。
近年、気象病といわれる患者さんが増えておりますが、東洋医学では、「内傷なければ外邪入らず」といい、身体がしっかりと健康状態であれば健康を害するような気象状況であっても、それが原因となって病気にならない、という考えがあります。今でいう、予防医学に類似したものがありますね。
また、季節に合わせてひとの身体も、その体質が移りゆくものとなっていて、夏の過ごし方が秋、そして冬にまで影響を及ぼします。そして、冬には体が硬くなりやすい様に、症状も固まりやすく変化がゆっくりとなると言えます。
人には、自分で回復する力があり、その力を引き出すのが鍼灸治療です。
特徴として、その刺激量は身体の状態に合わせることを大切にしながら、回復力を高めていきます。ご自身の体力に合わせて、治りやすい症状から効果が現れて、治り難い症状はその後も症状をくり返しながらもゆっくりと改善していくものです。
鍼灸の施術を受けられるとき、心に留め置いていただければ幸いです。
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