2019.08.02更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

急に訪れた連日の猛暑。だるさを訴えてくる患者さんが増えています。外の暑さと室内の涼しさにその都度順応しようとして自律神経が疲れてしまうのが、大きな原因の一つです。また、一方的に冷房に耐え忍ぶために自律神経が緊張しっぱなしという事もあります。消化機能も低下して食欲が落ちたり、栄養不良、便秘や下痢が起こることもあります。日中続いた緊張は、夜になっても急には緩むことなく、睡眠障害になることもあります。

 

暑さ対策と冷房対策は、自身に合わせて行いましょう。

 

それに脱水です。水分・ミネラルを摂取してから吸収されるのに、早くてもおよそ30分かかると言われています。一度脱水すれば、それ以上の時間がかかりますし、熱中症となり、からだの機能が低下した場合には、回復するのにそれなりの時間がかかります。体調不良が1~2週間やそれ以上続くこともあります。

 

のどが渇いてからでは遅いとよく言われますが、充分飲んでいて(つもりで)のどの渇きが落ち着いていても、帰宅して涼しい室内にいるのに、しばらくはのどが渇き続けることがあります。水分が足りていなかったんですね。

 

寝起きの朝のだるさは、暑かったから?冷房で寒かったから?またはプチ脱水かも知れません。睡眠中の水分不足は、外出前に補充して、これからかく汗の分も摂取してから出かけましょう。

 

夏バテ、熱中症からのからだの機能回復には、もちろん経絡治療も効果的ですよ。

 

希彩はり灸院 古屋公久

 

花

投稿者: 制作管理者

2019.02.01更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

暖冬といわれながらも、寒波の到来、昨夜は関東地方でも雪が降り、広範囲に積雪があったようです。そんな季節も暦の上では2月3日には節分、翌4日は立春です。この日から春の気が徐々に増してきます。ひとの身体は正常に機能を果たせるように、身体の状態を一定に保とうとするホメオスタシスという働きがあります。それは身体の状態が不変という事ではないんですね。むしろ、無意識のレベルで変化し続けています。

 

同じ症状で来られても、その時の病状に合わせて施術する経脉を選ぶ、経穴(ツボ)を選ぶ、そういったことをしていますが、鍼の刺し方も変えています。それは、皮膚状態、脉の状態からわかるもので、どうしても入念に診る必要があって、時には一鍼刺すのに10分以上診ることもあります。そして、やっと到達した一鍼目、それによる身体の変化の仕方、それに合わせた二鍼目、見えてきた三鍼目、といった具合に、鍼を刺して分かる情報も多くあります。

 

そのため、ひたすら触診をして、鍼を刺す、しかも「蚊虻の止まるが如く...」と古典に書かれている様に、患者さんに分からない様な刺し方をします。お身体の状態をなるべく説明したいのですが、そうした過程の後にでないとできないことも多く、初診の方ですと、違和感を覚える方が少なからずいることも知っています。ですが、ひたすら行う触診は、刺鍼の為に慎重に行っていて、刺鍼の仕方も、治っていただくための最善の方法であることをご承知いただけると幸いです。

 

話がそれましたが、春には春の影響を受け、春に過ごしやすい身体の状態があります。それに合わせて施術をし、またそうなる様に施術します。

 

これが 経絡治療です

希彩はり灸院 古屋公久

 

花

投稿者: 制作管理者

2018.11.02更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

経絡治療で大切なものの一つは、皮膚からの情報です。皮膚から所見を得ることを専門的に切診といいます。東洋医学では「気」、これはエネルギー源、またはエネルギーそのものを指しますが、この気というものの状態を大切に考えています。

 

気は、皮膚にもあって全身を巡っていて、少なくなっている所、滞っている所、からだの状態で色々です。体力が落ちている人、また気を消耗してうつ症状や自律神経症状がある方の皮膚は、とても薄くなっています。

 

回復するためには、からだの働きのバランスを調整します。すると、気が充実してきて、体力がついてきます。すると、皮膚も厚みが出てきて、はり艶のある良い状態になります。施術するときに重要なのは、その人に合ったペースで、合った量が必要ということです。

 

そうして健康を取り戻すお手伝いするのが、経絡治療という鍼灸です。

 

切診をおこなう鍼灸

希彩はり灸院 古屋公久

 

花

 

 

投稿者: 制作管理者

2018.10.01更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

いよいよ10月、本格的な秋を迎えます。秋は言わずと知れた、実りの季節ですね。多くの農作物が夏の気象状況によって、その出来栄えは大きく変わります。私たちの体も、それと同じ様に、夏の気候、過ごし方が体調に現れ、秋はまさにその時季です。気候変動にも上手く対処して、夏らしくたくさんの汗をかいて活動していたら、体力もついて、寒暖差の激しいこの季節も体温調節が上手くいき、元気に過ごせることでしょう。もしこの夏の暑さに自律神経を乱され、冷房に当たり過ぎたり、過剰に冷たいものを摂っていたら、体力が不十分で早くも風邪をひきやすくなっていることと思います。

 

夏に活動的だった人は、秋には体を落ち着かせて、今度は冬を元気に過ごすための準備をする季節です。

 

夏を上手に過ごせなかった人は、秋は無理をしないことです。その時々の気温に合わせて衣類などを調整して、寒さに気をつけましょう。

 

古典には、秋の過ごし方として、早寝早起き、感情は平静を保つことが大切といわれています。感情を5つに分けた時、「憂い・悲しみ」は秋に配当されています。こうした感情の行き過ぎは、その蔵(ぞう)である「肺」≒ 呼吸機能や皮膚を傷めますし、これらの症状が出やすい時には心配や不安になりやすくなっています。ですから、具体的な症状だけにとらわれず、そんな体の変調を感じたら、特に無理せず体調管理には充分に気をつけてくださいね。

 

そうした、秋の養生はり治療も、一人一人の状態に合わせて経穴を選ぶ経絡治療なら、できますよ。

 

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2018.08.31更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

今日で8月も終わりですね。猛暑が続いたかと思えば、急に涼しい日もあり、台風も多発した厳しい夏となりました。この状況は9月になってもしばらく続くようですが、秋分の日を過ぎてから徐々に秋の気は増えていますので、これから秋らしくなっていく事と思います。

 

そこで、秋といえば食欲の秋ですね。新物の秋刀魚もお目見えし、ナシやブドウ、栗を使ったものもたくさん出てきました。美味しいものがたくさんある秋ですが、体調、特に胃腸の調子が良くなければおいしく食べられませんよね。

 

この胃腸の働き、東洋医学では食べ物を受け入れて消化する胃と、吸収した栄養を全身にいきわたらせる脾という蔵府で行われています。

 

さて、問診で食欲を必ずお尋ねしますが、特に初診の方の答えは主に3つ。「ある」「ふつう」、「ない」。施術のために所見をみていくと、「ある」「ふつう」の方に、疑問を持つことが多くあります。よく聞くと、食べることができるので、「ある」「ふつう」と答えている方が多いんですね。実は、空かなくても時間で食べているとか、あるいは昼と夜はおなかが空いて食べ、朝は空かないので朝食を抜く習慣になっている。また、空かなくても食べているので、ごく少量でも相対的に食べ過ぎ状態になっていたり、他には、お腹が空いても食が進まないという事もあります。便通と絡んでみると、便秘や下痢をしていても食欲がある時、ない時がありますよね。また、食べたら疲れるとか。

 

これらは、脾と胃を中心に、体の状態によって起きてきます。

 

問診はとても大切なツールです。問診でのお話なくしては、所見も見落としかねません。問診内容と所見を照らし合わせて施術しますので、治療院では食欲についても是非、詳しくお伝えくださいね。

 

花  花

 

食欲の秋を楽しく過ごしましょう

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2018.07.20更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

連日、猛暑が続いていますが、皆さん体調は大丈夫でしょうか?

毎年、この時期になると、熱中症予防のお話をしていますが、流れるような汗をかける方、そんな汗をかいたらスポーツドリンクで塩分・ミネラルを含んだ水分補給が効果的。糖分を適量含んでいた方がからだに吸収されやすくなりますが、それでも飲んでから30分くらいかかるため、余裕ある水分補給をしましょう。

 

例えば、通勤通学で汗をかく場合、寝ている間に失われた水分を取り戻してから家を出るのがベスト。せめて、大目に飲んでから家を出るようにすると良いですよ。

 

もし、軽度でも熱中症になってしまったら、回復しないまま夜寝てしまうと、翌日まで引きずる事があります。特に、年齢が上の方は、1週間も体調が戻らないこともあります。また、熱中症を契機にぎっくり腰や寝違えといった痛みや、持っていた症状の悪化もあり得ます。

 

そうした場合、熱中症とはり治療は結びつかない方も多いと思いますが、体の機能回復を目的としてはり治療も有効です。

 

花

熱中症の機能回復にはり灸治療

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2018.04.27更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

 

自律神経を整えるには、はり灸治療が効果的であることは、以前に比べだいぶ知れ渡ってきました。病院で自律神経失調症と診断された方、子供さんの起立性調節障害、またご自分で自律神経の乱れを感じて来院される方は少なくありません。

 

先日も、来院1週間前から頭痛と吐気があり、運動すると悪化するという高校生がいらっしゃいました。症状から、外傷がない事をまず確認して、状況に応じて病院を受診することもお話し、鍼治療を始めました。ちなみに、数日に1回は下痢、睡眠中に何度か覚める(中途覚醒)とのことでした。

 

1回目治療。消化機能を含めた東洋医学の脾とホルモン分泌や自律神経の働きを統帥する肝のバランスを診て施術しました。

 

2回目。その後の様子を聞くと、「かなり良い。」と。こちらの予想以上の反応でした。ただ、頭痛はなくなったものの、胃に貯まった感があり、お腹が空いてもあまり食べられないのと、下痢、中途覚醒は続いていました。

 

前回と同じ流れで所見を診ていき、改めてその日の体質、所見に基づいて治療しました。

 

すると、3回目に来た時には、頭痛の再発なく、吐気も収まり運動ができる様になっていました。また、下痢も中途覚醒もしなくなりました。最後に、今の状態が維持できるよう施術して終了としました。

 

このケースは、大きなストレスもなく、症状が出てからすぐにはり治療を始めたこと、年齢も若く体調不良ながらもこじれていなかった為、早く収まる事ができました。

 

日常の不調は、多くの場合少し時間がたてば収まると思います。それが中々収まらないという事は、自分で治る自然治癒力が落ちているという事です。また、時間がたつと体調がこじれて治りにくくなります。そうなる前に、是非お早目にご相談くださいね。

 

花

【治療院の花】

 

自律神経失調症や色々な症状に経絡治療

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2018.03.28更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

3月もあっという間に去ろうとしていますね。気候の変化も特に今月は激しくて、先週には雪が降っていたのに、今週は桜が満開、今日は気温が板橋で23℃まで上がりました。

体温調節が苦手な方は、気温が高い分、身体の冷えを余計感じたり、熱がこもってのぼせたり、背中に熱感が出ることがあります。

このように環境ストレスもまた自律神経をとても疲れさせます。肉体疲労と違い、気づきにくい自律神経の疲れ。特にはり治療が得意とするところです。

年度替わりで忙しい時季ですが、無理をしないで過ごしてみてはいかがでしょうか笑う

花   花
【治療院の花】

希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2018.01.31更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

年が明けたかと思えば、あっという間に1月も終わりですね。大雪も降り、極寒の日々が続き、環境のストレスによって体を悪くしている方が多くいらっしゃいます。冷たいと痛くなりますよね?また、寒いと悲しくなりませんか?これらの関係も、東洋医学では五蔵との関係性が確立されていて、常に治療と結びついています。

うつ病、神経痛、消化器症状(特に、胃痛、嘔吐、下痢)の患者さんが増えています。更に今は、2月3日までの18日間は冬の土用で消化機能を含んだ「脾」が変化しやすい時季です。お腹に負担をかけず、温かいものを召し上がってくださいね。

2月4日は立春です。春の始まりも、もうすぐですよnico

花


希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2017.12.29更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

今年の診療も、いよいよ明日の午前で納めとなります。この一年、様々な苦痛を抱えた患者さんの治療に当たらせて頂きました。効果のすぐ現れる場合だけでなく、症状の重さ、体質の違いで、時間がかかる事もあります。そんな時は、治療を続けることをあきらめてしまう患者さんもいらっしゃいます。そこで、効果が現れるまでの間、患者さんが安心して続けられる様に、治療の考えや、触診の目的ややり方、鍼の刺し方、流れなどを伝え、患者さんの現状を、できるだけわかりやすく伝えるようにしています。

来年も、技術の向上と共に、患者さんがご自分の治療に専念できるよう、努力していきたいと思います。

皆さん、どうぞ良いお年をお迎えください!


花   花

【治療院の花】


希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

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