2012.01.30更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

この冬は、本当に寒い日が続いていますね。23日夜の雪で、24日の朝は路面凍結で本当に危険でした
そんな昨日も、天気は良かったのですが、風も吹いて寒い一日でした。けど、年明け恒例の深大寺へ行ってきました。

  
 【深大寺 本堂】

昨年と、時期はそう変わりないと思うのですが、なんだかすいている気がしました。寒いからでしょうか?今年は、厄除けもないので、まずは手水舎で手を清め、本堂と元三大師堂にお参りして、昨年のお札を納めて、お守りを買いました。あとは、お楽しみの深大寺そばをいつものお店でいただきました。

  
【門前にて 撮影:長男】 【かわいらしい水仙が咲いていました】

門前は、おせんべいやお団子を売っているお店もあり、少しのんびりしてから帰ってきました。それでも、1時間ちょっとの滞在でした

意外に早く、帰ってこられたので、和光の鍋祭りへ寄ってきました。実は初めてだったのですが、鍋料理の出店、アンテナショップも数多く、イベントもありとても賑わっていました。
いつも行く酒屋さんも、アンテナショップを出店して、癇酒をご用意されていたのですが、車で行ったもので、残念ながらご挨拶のみとなってしまいました。
また、埼玉の物産展もあり、新聞で見て興味のあった越生のゆずジュースが売っていたので、迷わず購入。お土産としてはいい買い物でした。



こんな、1日でした。


希彩はり灸院  古屋公久

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2012.01.20更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

この度、当院モバイルサイト(携帯サイト)を、リニューアル致しました。これまでとは、URLも変更して新たに作製致しました。スマートフォンでは、専用アプリでご覧いただけます。こちらのURL http://kisai-hq.plimo.jp/ か、QRコードより、ブックマークをお願いいたします。

さて、今日1月20日、雪が降っています。治療院のある成増は、歩道に少し雪が積もった感じでしたが、さらに降り続いて昼にはシャーベット状になっていました。自宅のある和光は、朝、車に2cm位積もっていましたよ。もっとも、明日は大寒。今が、一年で一番寒さが厳しい頃です。また、2月3日の節分に向け、1月17日から冬の土用にも当たります。今が季節の変わり目で、立春から春の気が徐々に出始めてきます。

   
【1月20日8時40分頃 和光市駅付近】【1月20日9時頃 成増 川越街道】

インフルエンザも流行し始めているようです。お気をつけてお過ごし下さい。

   
【1月11日 撮影:花屋さんの店頭には ストック、チューリップが増えてきました】

雪の日は、気をつけてお過ごしください。
希彩はり灸院  古屋公久

投稿者: 制作管理者

2012.01.07更新

新年、明けましておめでとうございます 希彩はり灸院の古屋です。
いよいよ、新しい年も明け、「今年こそは!」と、目標を立てた方も多いのではないでしょうか。私も、より多くの方の治療に携われるよう頑張りたいと思います。
本年も、宜しくお願い申し上げます。

年末は、12月29日が仕事納めでした。30、31日は妻は仕事でしたので、子供2人と2日間過ごしていました。映画「もののけ島のナキ」を見に行ったり、公園、買い物、いつも一緒・・・。その合い間に、栗きんとんを作ったり、年越しそばをゆでたり、最後は少し疲れを感じ、紅白歌合戦の途中で寝てしまいました。けど、ちょっと早すぎて(夜9時過ぎでした)再び起きて、年越しカウントダウンしましたよ。

お正月は、熊谷の実家へ皆で行き、1泊泊まり、1月3日の午後から仕事始めとなりました。
すっかり、日常生活に戻り、しっかり施術しています。

さて、ここでちょっと豆知識。本当は、冬至の日にブログを書こうと思っていたのですが、時間が足らず書けずじまいになった情報があります。

それは、冬至と日の出、日の入り時刻のこと。

1年でもっとも昼間の時間が短い日、それが冬至ですね。
これは、太陽が空の最も低いところを通過するからですが、なんと、日の出がもっとも遅い日、日の入りがもっとも早い日、それは冬至ではないというのです。しかも、この2つのことが起こるのは同じ日ではないということです。

天文学的な理由から、太陽が動く(厳密には、太陽が動くように見える、ですが)速度が変化するのです。そして、夏至と冬至の頃は、南中時刻(太陽が真南にくる時刻)がどんどん遅くなっている時期にあたり、日の出、日の入りともに遅くなるというわけです。

実際に冬至の頃の東京の日の出時刻は、11月29日 6:29 12月22日(冬至) 6:47 1月2~13日 6:51 1月14日以降早くなります。日の入り時刻は、11月29~12月13日 16:28 12月14日以降遅くなり、12月22日(冬至) 16:32 です。

そういえば、このところ、朝、明るくなるのがますます遅い気がします。寒さも増してますね。

では、今年1年、良い年でありますように、祈念いたします。

今年も、不妊症治療、逆子、安産治療、自律神経失調症、小児鍼(小児はり)など、お気軽にご相談下さい

希彩はり灸院  古屋公久

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2011.11.01更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
いよいよ、今日から11月ですね。けれど、11月にしてはとても暖かく感じられます。

さて、皆さんは、「起立性調節障害」という病名をご存知でしょうか。
これは、小学校高学年から中学生、高校生といった成長期に多い病気で、自律神経の働きがうまくいかず、多くの場合、起立時に血圧が下がり、脳をはじめとして全身の血流が悪くなることで、様々な症状が現れます。

主な症状は、次の通り。
これらの症状は、診断基準に含まれています。

  1  立ちくらみ、あるいは目まいを起こしやすい
  2  立っていると気持ちが悪くなる、ひどくなると倒れる
  3  入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
  4  少し動くと動悸あるいは息切れがする
  5  朝なかなか起きられず、午前中調子が悪い
  6  顔色が青白い
  7  食欲不振
  8  臍疝痛(腹痛)を時々訴える
  9  倦怠あるいは疲れやすい
10  頭痛
11  乗り物に酔いやすい


そのほか、思考力や集中力の低下、イライラ感などを伴うことも多いです。

そして、自律神経の1日のリズムも乱れて、朝にやっと起きても活動的になれず、その一方で夕方ごろから活発に動けて夜になっても眠くならず、寝つきが悪いことも多いです。

同じ子の脈を診ても、具合の悪い朝は、開いていて力がなく、部活で運動をしてきた夜は、硬いのですが朝より締まっていて、まるで違います。

成長期の急速な身体発育が故の、自律神経の働きがアンバランスになった状態と考えられますが、何故そうなるかは、医学的にはまだわかっていません。

さてここで、もっと小さいお子さんの夜泣き、癇癪のこと。幼児(小児)の体は未発達、まだ発育途中であり、体の機能の発育度はまちまち。その子その子でも違いますよね。

例えば、同じ月齢でも、Aちゃんは歩けるようになるのが早かったけど、お話はまだ片言。Bちゃんはなかなか歩かなかったけど、話せるようになるのは早かった、とか。オムツが取れる時期も、子供によってずいぶんと開きがありますよね。

こうしたことは、目に見える機能の発育度の違いですが、体の中でも同じ様なことが起きていて、そのアンバランスの結果、夜泣き、癇癪が起こると考えられます。無論、感受性が豊かだということも大切なポイントです。同じ様なことが、再び起こっているのかも知れません。将に、第二次性徴期の多感な時期に起きています。

このような場合、働きの弱い機能を強化し、全体のバランスを整えることが、鍼灸ではおこなえます。

親御さんや周りの方々は、ご心配でしょうし、何よりも、本人が一番辛いと思います。
治療の際には、一緒に考え、日常生活も模索ながら、治療していきたいと考えています。

【気をつけたいこと】他の病気でも、同じ様な症状を現すものはたくさんあります。他の病気との鑑別が重要です。

   
【今週の花。 女の子が、かわいい折り紙を折ってくれました


小学生・中学生・高校生の起立性調節障害、大人の自律神経失調症にも経絡治療は効果が期待できます

希彩はり灸院  古屋公久

投稿者: 制作管理者

2011.10.24更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。
今回は、小児はりにまつわる質問から。

Q 「眉間に青筋のある子は、「癇が強い」って、本当でしょうか?」

A お子さんの様子が心配で、気になる所かと思いますが、私の見解は、これは違う様に考えています。

ここで確認。見えている青筋は、ずばり静脈です。
子供は皮膚が薄いので、よく見えることが多いです。ですから、小児はりを受けに来た癇の強い子も、見えることが多いですね。

五臓に「肝」というのがあり、その五志が「怒」、五色が「」なのです。このこと自体は、施術方針を立てることにとても大切なことなのですが、「眉間の青筋」が何を意味するのかを考える必要があります。

まず、顔面診で肝の変化を診る場所は、「霊枢 五色篇」によれば鼻筋。眉間では別の臓の状態を診ます。ただ、青筋の場所を見たならば、それは子供の小さい顔の中で鼻筋のようにも思えますね。ですがそれは、血管の走行によるものです。そして、顔面診で臓の変化を色の変化で診る場合は、もっと面として判断します。(また、赤みの部位や体の状態によっては額など、他の場所に変化が現れることもあります。)

そして、癇が強い状態というのは気が上がっている状態ですので、血管が怒張し、濃く見える可能性があります。

もちろん、起こっているとき、泣いているときに、普段より目立つのは当然ですし、気持ちが落ち着いたら治まり、癇が強いのが治ったら薄くなることもあります。

 

癇が強いという事は、ストレスを感じやすい状態です。お子さんだけでなく、保護者の方もお疲れのことでしょう。小児はりを知っていただければと思います。



ちなみに、疳の虫といった場合、癇が強い(癇癪)を含めた小児神経症のほか、「疳」とは小児の疾病を表す概念ですので、小児の症状全般ともいえます。

 

子供たちの健康のために

昔から受け継がれてきた小児はり
希彩はり灸院 古屋公久

   
【今週の花:左の写真のバラは「ブラッドオレンジ」いい香りがします。右の写真は、「アジサイ」と・・・、忘れてしまいました】

投稿者: 制作管理者

2011.10.11更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

先日の日曜日、10月9日は、二十四節気のひとつ、「寒露」でした。
暦便覧という書物には、「陰寒の気に合って、露むすび凝らんとすれば也」とあり、冷たい露が結ばれる頃です。

そういえばニュースでは、北国や山間部の初冠雪や初霜、初氷といった季節の便りを耳にしましたね。このあたりでも、朝晩、屋外駐車場の車に結露してるのを見て、「もう、そんな季節なんだね。」と感じている今日この頃です。

この連休はというと、妻は仕事だったので、子供2人を連れて、熊谷の実家へ泊まりで行ってきました。初日は、妹親子と、母校の小学校の近くでザリガニ捕りやどんぐりを拾い、時折母校に目をやり、懐かしんできました。体育館が建て替えられたり、変わったところはありますが、同じ場所に同じ遊具が今も残っていました

翌日は、父も一緒に隣町の農林公園へ行き、夏とは違うやさしくなった日差しを感じながら、子供たちと遊んできました。

整備された道は増えましたが、故郷には昔と変わらない自然が、今もほぼそのまま残っています

   
      【9月27日撮影 : クルクマ と リンドウ】

お父さんお母さんお子さんも、家族みんなが受けられる痛くない鍼治療
希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2011.09.07更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

昨夜は、雨上がりから一段と涼しく、久々に窓を閉めて寝付くことができました。朝もカーディガンを羽織って、家を出ました。日中の日差しは強いですが、風がさわやかに思います。

さて、昨日は空いた時間に、ベランダの鉢の植え替えをしました。ベランダの場合、日の当たる面積が夏より広くなるので、この時期、とても育てやすいです。

 
【ガーデンシクラメン】        【カランコエ】

                                  
【ポーチュラカ】

大きく、成長しますように


 

室内は、こんな感じで
 
左の写真の真ん中は、なんとバジルです。


季節の変わり目の体調不良に良いはり
健康管理に希彩はり灸院 古屋公久

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2011.08.30更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

8月23日の処暑を過ぎ、特にここ数日の朝晩の涼しさは、秋を思わせるようになりました。処暑とは、二十四節気の1つで、「陽気がとどまる」、つまり暑さが止むという意味です。

日中も、日陰に立てば涼しい風を感じられるようになりました。とはいっても、最高気温は30℃に近く、まだまだ熱中症には気をつけないといけませんね。

さて、今年の夏は節電に追われましたが、治療院の8月電気量明細を見ると、7月を若干下回り、昨年8月と比べると「31%減少」とありました。南側の窓に省エネフィルムを張り、エアコンの温度調節、照明看板の節電など、要因はいくつかありますが、「減らせるもんだなあ」というのが正直な感想です。

8月も明日で終わり。
そして、これからの季節、秋には東洋医学でいう五臓は肺、五悪は寒、五根は鼻、五主は皮膚、五支は息、五変は咳とあるように、これらと関係があるとされています。寒さに当たりやすく、冷え、咳、鼻、呼吸器症状や皮膚症状などが出やすくなります。ぜひ、肌寒さ対策をして、元気に秋を楽しんでください。

先日、京都旅行をした妹からお土産をもらいました。佐々木酒造のお酒「聚楽第」「西陣」「京生粋」など。これから熱燗のおいしい季節です。

他にも、最近のおいしいお酒は、こちら。
  
【日高見 震災復興酒 希望の光】 発酵中の3月11日、東日本大震災で被災したお酒です。被災したにもかかわらず、そのことが偶然においしいお酒を生み出しました。

【あどはだり】 青森県黒石市の中村亀吉の純米酒生原酒。生原酒ということもありますが、冷酒でありながらしっかりとした味わい深いお酒です。季節限定で、今は売切れだそうです。来年、買っちゃうかも。
  
【亀吉】しっかりとした、ぬる燗にしてとてもおいしいお酒。亀吉、とても気に入りました。

  
   【治療院の花】 花屋さんには、リンドウが出始めました

夏バテ、秋バテに体調を整える鍼治療
希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2011.08.01更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

皆さんは、病院で「かぜ」と診断されていながら、抗生物質(抗生剤、抗菌薬)を処方されたことはないでしょうか。常日頃、感じていることですが、かぜで抗生物質を処方される患者さんが、本当に多いんです。

「かぜ」とは、その定義は実はあいまいで、学者によって様々です。その中で、名古屋第二赤十字病院 救急・総合内科部長 野口善令先生(医学書院2009年4月投稿)によると、「かぜ」=「鼻汁、鼻閉、咽頭痛(のどの痛み)、咳嗽(せき)、喀痰、(±発熱)を呈する(現す)ウイルス性上気道炎」と定義しています。また、日本呼吸器学会では、「かぜ症候群」として、「その原因の大半はウイルス」であるとしています。

ところが このウイルス、抗生物質は全くの無効です。なぜなら、抗生物質は細菌を殺す薬だからです。

日本呼吸器学会「呼吸器感染症に関するガイドライン」にも、「抗生物質はかぜに直接効くものではない」と明記されています。

なのに何故、「かぜ」で抗生物質が処方されているのかというと、かぜの症状を現していても、その原因は細菌感染かもしれないから、その可能性として念のため、それと体力が落ちたときに細菌に感染して別の病気にかかること(2次感染)を防ぐため、とか。

しかしこれは、原因不明のまま細菌感染の低い可能性にかけて、大多数のウイルス性のかぜに無駄な処方をしていることになります。それとも、全て細菌感染だと考えているのでしょうか。また、少し調べると、2次感染予防には無効というデータもあります。
そして、あってはならないと思うのですが、医者の習性や患者側が欲しがるからということがあるようです。

そうして、無効な抗生物質を服用した場合、「効かない」だけですむ問題ではありません。飲まなかった場合と同じではないんです。まずは、下痢、アレルギーなどの副作用の危険性、大切な常在菌の死滅、体への負担。そして重要なのは「耐性菌」と呼ばれる、抗生物質の効きが弱いか全く効かない細菌の出現、またそれに感染しやすくなるということです。近年、耐性肺炎球菌による肺炎や難治性中耳炎が増加しているそうです。

当然、臨床の場では、抗生物質が有効である場面がたくさんあると思います。そんな、大事なときのために、抗生物質の不必要な服用は避けたいものです。

私は、「かぜ」と診断できる立場ではありません。ここでお話していることは、「かぜ」であれば、ということです。

皆さんが病院を受診し、「かぜ」と言われているにもかかわらず抗生物質が処方されかけたとき、その処方は本当に必要かを医師に問いかけてみてください。

ちなみに私も、親知らずを抜歯したとき、抗生物質を断りました。歯科医は、「細菌感染が心配だよ。」と言っていましたが。一緒に、鎮痛薬もお断り。ただ、その晩は激しく痛かったです が経過は順調、問題なしでした。

  
         【治療院の花 : 7月26日撮影】


かぜを引いたら経絡治療のはり治療を 症状を和らげ、回復が早くなります
希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

2011.07.25更新

こんにちは、希彩はり灸院の古屋です。

先週は大型台風6号の影響で早くから天候不順が続き、その後比較的過ごしやすい日々が続いていますね。数日前の天気予報では、台風一過で猛暑再来かと思っていましたが、今日になっては、なんと今週いっぱいは過ごしやすそうです。

さて、そんな今日、暦では8月8日の立秋を前に「夏の土用」に当たります。7月20日に土用入りし、翌21日が土用の丑の日でもありました。立秋は秋気が出始める時期ですから、夏気がもっとも盛んな夏至以降、今が暑さのピークとなる時季です(のはずなんです

そこで、熱中症のお話。

熱中症は、熱の発散が間に合わなかったり、汗のかけない(出ない)ために体内に熱がこもったか、汗をかいて(自然発汗も含む)水分補給が間に合わず、相対的に熱が盛んになった状態といえます。東洋医学では暑気中(しょきあたり)といいます。体が健康であれば害のない暑気も、体力に勝る暑気であったり、体の不調があればこそ暑邪に変貌して、体を侵すのです。

暑邪は陽気ですから、人の体の陽の部分、つまり上の方(上焦)を侵して症状を現します。のぼせ・ほてり・のどの渇き・動悸・頭痛・めまいなど。その症状も陽的に急変し激しいもの。そんなときは、暑邪が充満している上昇は冷やすようにし、体内の熱のバランスをとるためにも、水分補給は温かい物にしましょう。

これを間違えて、冷房の利いた部屋に入ったり、冷たいものを飲んで、体の外も中も急激に冷やすような '' 余計なこと '' をすると、必要分の陽気も体全体で損ない、しかも冷え(寒邪)が入り込み、だるさ・食欲不振・下痢などの冷え症状が現れます。そんなときはもちろん、陽気を回復させるため、体を温めましょう。

熱中症にならなくても、「夏は暑く、汗が出るもの」それが自然なことです。その状態を避けようと冷房で冷やしすぎたり、冷たいものを食べたり飲んだりすることが、夏ばてにつながります。特に飲食は後天の気の源です。食べ物・飲み物で体を冷やして涼しくなろうという考えはなくしたいものです。

現代医学的に考えてみても、冷たいもので胃腸を冷やすと、当然そこの血流が悪くなり、動きも悪く機能・代謝が低下します。胃腸にとどまらず、周囲の臓器(膀胱、大腸、子宮や卵巣も含みます)をも。そして冷えた状態を回復させるために、体力を消耗します。また、冬と勘違いして脂肪を蓄えようとして太る原因にもなります。

そして、夏の過ごし方を間違えた時、そのしっぺ返しが、秋や冬へと続きます。

是非、目先の欲望に負けず、この夏をお過ごし下さい。

   
 【父の日の絵 作:長男】               【6月22日 撮影 :ひまわり と 芍薬】


熱中症予防や夏場の胃腸障害にも痛くない鍼灸治療
希彩はり灸院 古屋公久

投稿者: 制作管理者

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